元密告屋が明かす。密告手紙・怪文書に偽名は使ってはいけない理由とは?

偽名つきの怪文書

密告手紙(怪文書)においても、偽名は差出人を推測する材料となります。

もし、あなたが密告手紙を受け取ったら、手紙の本文に書かれている名前(偽名)。
または、封筒の差出人欄に書かれている名前に注目してください。

最近は匿名(無記名)での送付が主流

密告屋業界のトレンドもひと昔前とは変わってきています。
そのひとつに「偽名」の使用方法があります。

ここ数年の密告屋は偽名を忌避する傾向にあるのですね。

密告文書(怪文書)の差出人欄に偽名を書き、送付すると
差出人である自身が特定される恐れがあるためです。

偽名を使用すべきか?

はじめて密告文書を書こうと決めた人、書き上げた人が悩む箇所があります。
それは、偽名を使うかどうか。

私が密告業者に所属していたときに、この偽名使用の有無に
ついての質問がたびたび寄せられていました。

どうやら、昔の復讐指南本にそのようなことが書かれているらしいのです。

十数年前、2000年代頃には、その手のあやしい本が出回っていたので
そこから仕入れた知識なのでしょう。

そのため、偽名を使うメリットがあるとおもわれているようでした。

偽名を使用することで相手を混乱させる。
または、特定を困難とさせる。
他人になすりつけるため、あえてその人物に近しい偽名で送付する、など。

ミステリーモノでもあえて自身(犯人)とつながらない証拠物を犯行現場に
おいて捜査をかく乱する手法があります。

その手法を密告文書でも使用できる、と考えていた方もおりました。

かなり昔の知識ですね。
それも実践的ではない、いわゆるネタ本によくありがちな内容です。

なぜなら、密告文書(怪文書も含む)においては、偽住所も偽名も
使用しないのがトレンドです。主流となっているためです。

偽名をつかってもあまりメリットがないのですね。

ただ、偽名が有効となりえる場合もあります。
※当記事では偽名を使用するケースは本旨ではないため
説明しません。ご了承ください。

偽名を使用するデメリット

密告側の立場になってみると、偽名をわざわざ使用するメリットがありません。
偽名を使用するということは、偽名という情報を相手(密告文書の送付先)に
渡してしまっているからです。

密告における基本として、できるだけ相手側に
情報を渡さないというものがあります。

情報を渡すということは「どうぞ私が誰かを推理してください」と、
言っているようなものですから。

だらこそ、相手に、こちら側(密告側)を推測できる材料を
なるべく渡さず密告するのが理想とされています。

偽名も情報のひとつです。

渡したくはありません。

なぜか?

それは、誰にも頼らず、偽名をつけようとすると
自身の名前につながるヒントを含ませてしまうからです。

人は自分の名前と近しい偽名を思いつく

自身の偽名を考えるとき、無意識に実名と近しい名前をおもいついてしまいます。

自身では「まったく違う」と思っていても共通項が表れてしまいがちなんですね。

漢字の「部首」や、名前から連想される事象・季節。意味が似ている漢字など。

名前に数字が入っていると、偽名にも数字を入れる。

名前に植物に関する漢字が含まれていると、偽名にも植物を
あらわす漢字を含ませてしまいます。

また、自分の名前に共通点がない偽名だと思い込んでいても
思わぬところから推測されてしまいます。

よくありがちなのが「自分の好きな芸能人の名前」です。

俳優・アイドル・お笑い芸人・タレントなどの芸名ですね。

読みだけ同じで、別の漢字をあてる場合もあります。

偽名を名乗ろうとすると、まず、身近な見本である
自分の名前を参考にするので、自身の名前と似たような
名前をつけてしまうのです。

なので、深く考えずに、偽名をつけようとすると偏りが生じます。

前述した、自身の本名をアナグラム的にした偽名。
または、好きな芸能人の名前に似た偽名など。

たとえ偽名であったとしても、ヒントが含まれている可能性が高いと判断ができます。

偽名の名乗り、参考図

偽名の共通点から密告者を推測できる

そのため、自身の名前を知っている身近な人物に、密告文書(怪文書)を
偽名で送付したとしても、共通点から見当をつけられてしまう恐れがあるのです。

密告する側としてみると、偽名は使用しないほうが無難なんです。

また、言い訳が可能でもあるためです。

もしも、密告文書の差出人が自分だとつきとめられても。
「本当は本名で差し出そうと思っていた。けれどふんぎりがつかずに無記名のまま
送付してしまった」との言い訳ができます。

密告文書の内容とその言い訳に齟齬がない場合にだけできる
言い訳ですが。

密告文書の書き手は、どうしても客観的に見れないのです。

腕の良い詐欺師は、どの角度から見ても
自分の本名とは結び付かない偽名をつくりだします。

しかし、偽名作成の初心者はそうもいきません。

どうしても偽名を使用したいのであれば、名づけサイトを利用して、
ランダムに生成された名前を利用したほうがマシです。

以上、密告側の視点から説明してきました。

一方、密告文書(怪文書)を受け取る側としてみれば、
「偽名」が記されている場合、差出人を探る材料を
手に入れたも同然です。

ただ、残念ながら都合よく、偽名から差出人を特定できる
ケースはありません。

ですが、密告文書の内容を考慮したうえで
推理すると、差出人を絞れるかもしれません。

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この記事を書いた人

六条(ろくじょう)
六条(ろくじょう)
密告対策アドバイザー・密告被害相談員。元アリバイ代行屋・元密告業者。約5年間にわたり不倫や浮気のアリバイ工作や、密告電話のシナリオ作成・密告手紙の文章作成を担当。某全国雑誌に掲載された業者の創業メンバーの1人。現在は密告に困っている方たちの相談を受けています。お悩みがございましたらご相談ください。