密告電話「旦那と不倫相手が密会する予定の場所・時間を教えられました。確認に行っていいでしょうか?」

呼び出しの密告電話がかかってきたときはどうするの?

前回は指定電話、それも緊急の場合についての記事を書きました。
一読されていない方は前回の記事

前回記事:「あなたの旦那がラブホテル△△で不倫相手と密会してます。すぐに現場に向かってください」これ、信じていいの?

こちらをはじめに読んでいただけると
当記事が理解しやすいとおもいます。

指定電話とは?

さて、前回は、緊急の指定電話の対処について説明しました。

緊急の指定電話とは?「あなたの旦那さん・奥さん(配偶者)が不倫相手と密会していますよ、
今、〇〇町のラブホテルxxにいるのですぐに来てください」

と、いう呼び出しを含む密告の電話を指しています。
場所を指定しているので、指定電話と呼んでいます。

状況にもよりますが、1回目は無視して相手から情報を引き出す
という選択ですね。

今回は、あなたが配偶者や恋人の不倫、浮気を伝えられている状況であり、
指定電話を受け取ったときにどうすれば良いのかを説明させていただきます。

例としてあげますと、以下のような文言であなたを動かそうとする電話です。

「あなたの恋人と〇〇(所属部署・または会社名)の田中が浮気しているのは
ご存知だとおもわれます。最近では頻繁に会っているようです。
密会場所と時間帯は大体決まっているのでお教えします。
月・木の午後6時から7時までのあいだにxx町の喫茶店〇〇で落ちあい、
そのまま繁華街のホテル群に行くのがいつものパターンになっています。
最近も現場を確認しました。私が嘘をついているかどうかを
確認していただいてもかまいません」

以上。

あなたに対して、密会場所・時刻を前もって伝える電話です。

密会場所・時間帯を伝える意図は明確ですね。

あなたにそこに向かえ、と言ってるわけです。

指定電話を受け取ってまず、疑問におもうのが、
「密告内容を信じて良いのかどうか」でしょう。

情報に信憑性があると、判断できる目安としては
指定電話を受け取る前に、相手からなんらかのアプローチがあった場合ですね。

相手(密告者)が、あなたに対して、詳細な情報を事前に
密告しているのであれば信用しても良いとおもわれます。
※情報の洗い出し・事実との対照比較なども必須

悪戯でするにしても、店名や時刻、浮気相手の設定などを考えるのには労力が必要です。

虚偽情報を伝える人は面倒なことはしない傾向がありますから。
深く設定をつくり込むことはしません。

では、相手の情報に信憑性があると判断した場合、
次に考えるのは「指定の場所に行ってもよいのかどうか」です。

確認しないことには何も断定できない、としてすぐに指定の場所に
向かってしまう人もいるのですが、それはおすすめできません。

指定の場所近辺で密告者が監視しているかもしれないためです。

なぜなら、「誘い出し」かもしれないためですね。

悪意に満ちた「誘い出し」の危険性も

たとえば、あなたが指定の場所に行ったとします。

「あなたの恋人が浮気をしますよ」との話を信じたためです。

そして、指定の場所にいったけれど誰もいない。
恋人も、恋人の浮気相手だとおもわれる人物の影すらない。

あなたは「何だ、嘘か」と、すこしイラだちながらも
恋人の浮気はないと安堵します。

その様子を陰から見ていたのが指定電話をかけた人物。密告者です。

そうです。あなたを監視していたのです。

あなたはその場にいても仕方がないので、当然ながら帰宅の途につきます。

密告者はあなたを尾行すれば、あなたの住所を割り出せる、というわけです。

あなたの顔は知っているが、あなたの自宅住所までは知らない。
そのような人物があなたの住所を特定するために仕掛けた罠だったというケースです。

尾行

密告者本人ではなく、密告者の協力者が張っている可能性だってもちろんあります。

もしかしたら、あなたを貶める罠かもしれません。

以下は「あくまで」たとえばの話です。

あなたに恨みのある人物が、あなたを指定のラブホテル近辺で待機させるように仕向けます。
もちろん、時間帯も指定済みと考えてください。

あなたはそのラブホテルに恋人がいると思い込んでいるので
入口付近で待ち伏せしています。

すると、あなた好みの女性(以下、A子)が道をたずねてきました。

もう、お分かりでしょう。

あなたと女性だけが写っている写真を撮影されるおそれがあるのですね。

悪意をもって「誘い出し」をするパターンです。

このパターンになると、A子は偶然を装い、あなたに再度接触してきます。

もあなたが女性であるならば、男性が接触してくるでしょう。

このような悪意を持っての「誘い出し」があるために、
当事者が指定の場所に行くのはおすすめできかねます。

応えると相手はあなたをコントロールできる人物と認識する

さらに、もうひとつの理由があります。

密告者が密告電話ひとつであなたが動く人物だと
思ってしまうため
です。

あなたをコントロール下に置ける人物だと判断する
おそれがあるためですね。

あとあとトラブルになりやすいです。

あなたをコントロール下にできると思い込んでいるが、
自身の予想外の行動をすると、その人物を過剰に恨んで
しまう傾向があるためです。

職場ではよく見かける光景ではないでしょうか?

また、たとえ話をさせていただきます。

しなくても良い、仕事(雑用)を押し付けられる人物はどこにでも存在します。

その人物がA男さんとしましょう。

A男さんはとても真面目で、上司の無理難題も聞くタイプです。

さらに同僚ばかりか後輩の雑用も「はいはい。わかったよ」と、引き受けています。

しかし、A男さんがある日、しなくても良い仕事――担当外の雑用――を拒否しました。

雑用を押し付けようとしたのは同僚のB男です。

B男は自分の仕事の一部をいつもA男さんに押し付けていました。

A男さんから雑用を拒否されたことにより、B男はA男さんに
対して強い恨みを持ってしまいました。

B男から見れば、A男さんは自身のコントロール下に
置ける格下の人物だと認識していたためです。

客観的に見れば、B男はA男さんに対して感謝の気持ちを抱くべきです。

いままで仕事の肩代わりをしてくれていたのですから。

しかし、B男はA男さんには感謝するどころか怒りを持つはず。

逆恨みです。

言いなりになっていた存在が、急に言いなりにならない。

指図していた側(B男)からするとあってはならない現実なんですね。

密告に関してもおなじです。

密告者の言いなりにならず、あくまでも対等という関係で
なければいけないのです。

密告者をつけあがらせないためにも。

どうしても確認したいときは誰を頼ればいいのか?

でも、指定された場所に確認に向かいたいとおもってしまう人もいるでしょう。

「嘘でもいい。とりあず密告電話の内容が事実であるかどうかを知りたい」と。

けれど、悪意を持った人物の誘い出しの罠かもしれない。

でも、確認しないと心の整理ができない。

そのようなときはどうすればいいのか?

本来であらば、身内に頼るべきです。

家族・親戚・配偶者の親、など。

しかし、身内が密告者である可能性も捨てきれません。

誰を信じて良いかわからない。

そのような状況のときは第三者を使うべきです。

できれば利害関係のない人物が最良でしょう。

ただ、現実的にはむずかしい。

となると、その手の仕事を商売にしている人物を頼るほかありません。

探偵ですね。

曜日・場所・時間帯が指定されているのであれば、費用はおさえられるはずです。

どれだけ調査員を稼働させるかにもよりますが、
短時間であれば、5、6万円程度で「確認」だけならばできるでしょう。

なお、指定電話の内容に偽りがなく、配偶者・恋人の
不倫現場などを目撃した場合、乗り込んでいってはいけません。

ただ、喧嘩程度で済ますのであれば、
不倫現場に突撃するのもひとつの方法だとおもいます。

しかし、慰謝料を請求する予定があるのならば、
ある程度、泳がせて客観的に不倫・浮気と
断言できる証拠を確保しなければならないため、乗り込むのは考えものです。

「私が不倫現場を目撃したから、旦那は不倫している」
と、一方的に言っても第三者は納得しません。

あなたが嘘をついている可能性があるのですから。

だからこそ、法的に効力にある証拠をそろえる必要があるのです。

感情的になって「あんたこれはどういうこと!?」
と、怒鳴り込みたいでしょうがグッとこらえてください。

このあたりの話は探偵・弁護士と相談していると
事前に注意をされるとおもいますので、
相談した探偵・弁護士などに従ってください。

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