密告をされてしまった人がする「炙り出し」とは?炙り出しメールとの違いを説明します。

密告における炙り出しとは?

はじめに

当記事は、密告(忠告・警告含む)を予定している人に
とっても参考となるであろう内容が含まれています。
だからといって、当相談所は密告を推奨しているわけでは
ありません。その点をご理解いただきたく願います。

炙り出しについて書いたわけ

現時点で「密告 炙り出し」と検索しても解説している記事は
ひとつもヒットしていません。※2019年9月22日時点

探偵・弁護士・相談業の方が書いていてもよさそうなものですが
1件も発見できませんでした。

たぶん、調査面・法律面ではそれほど重要ではない要素だからだとおもわれます。

ほかに密告に関する炙り出しに関して、
ネット上で公開されている情報がまったくないため、
言及させていただきました。

これは悪用防止のためでもあります。

悪意を持った第三者が、誤情報を流して
「密告する側」「密告された側」どちらかに
対しても混乱をさせるような環境を形成することもできるためです。

その行為をけん制する目的もあって今回、
当記事を記させていただきました。

参考にしていただけましたら幸いです。

密告内でつかわれる「炙り出し(あぶりだし」とは?

「炙り出し」とは、密告電話・密告メール・密告手紙などを
受け取った人物がつかう犯人特定の手段です。

既婚女性が集うウェブサイト・まとめサイト
で話題にあがる「炙り出しメール」と似たようなものです。

なお、「鎌をかける」とは別物です。

鎌かけは対象(個)から言葉を引き出す行為ですが、
炙り出しは複数の対象からなにかしらの反応を引き出す行為です。

分かりにくいかもしれないので以下に例をあげます。

「この人が密告犯かもしれない」と、あなたが
疑っている人物(Aさん)いるとします。

そのAさんが近くにいる状況で、あなたはBさんと会話をします。

あなたはBさんと会話をしながらも、それとなくAさんの
反応を観察しています。

これが「炙り出し」です。

鎌かけは対象と直に会話して自己に有利な言葉を引き出します。
そうです。「誘導尋問」と同じなんですね。

誤用をしている方がたくさんいるので、
厳密に使いわける必要はありませんのでご安心ください。

ただ、密告業者であれば理解しているワードです。
意味をちゃんと知っていない密告業者は腕が悪いです。

なお、炙り出しの方法はメールだけに限りません。

密告犯人を探す炙り出しにおいては
先の例と同じく、「日常会話」(探りたい情報)をそれとなく、
対象にながす方法が主となっています。

炙り出しの使用例

ありがちなあぶり出しの例をあげます。

A男さんは30代になる男性。
既婚でありながら不倫をしています。

不倫相手は独身で20代の女性(以下、B子と記します)。
出会いは社会人のテニスサークルです。

A男さんは妻の目を逃れながらすでに 1年も不倫関係を継続。

いっこうに妻にばれる様子もないので、
最近では警戒もうすれ、不倫旅行の計画を立てています。

ですが、A男さんの不倫はばれていました。
ばれた相手はA男さんの同僚のC男です。
同僚ですが、C男とは気が合わずお互いに嫌っていました。

C男はA男さんの最近の行動を不審に感じ取り、
独自に調査したところ

A男さんはモテる男性にありがちな自慢をつい
してしまうタイプでした。

だからこそ、喫煙所でポロリと自己の不倫について
漏らした自慢がC男に盗み聞かれていたのです。

C男は密告計画を進めます。
密告先はA男の妻であるB子です。

B子の自宅住所も入手しており、
かつ、伝えたい情報がいっぱいあった
C男は密告手段を手紙にしました。

無事、B子宛てに手紙を送付し終え、数日後たったある日。

C男の肝を冷やす事件が発生したのです。

それはA男が職場でした些細な会話です。

A男は他の同僚に「差出人不明の不審な手紙が届いてまいっている」
と、現状を上司・同僚・部下・取引先に話しているのです。

A男は、「警察に相談に行った」
また、「髪の毛が入っていたのでいざとなったら特定も可能」
なんてことも言い放っています。

その様子を盗み聞きしていたC男さんは焦ります。

綿密に密告計画を立て、絶対にばれないようにしたのに。
自分が特定どころか、密告犯だと推測される要素もない。

そう感じていたのに。

そのような事態に陥った原因は密告手紙を受け取ったB子さんにあります。

B子さんは密告手紙により、夫(A男)が不倫をしている疑いを持ち、
A男さんを問い詰めました。

密告手紙をA男に見せながら。

B子さんがした行為は完全なる悪手ですが、
こうなってはどうしようもありません。

A男さんの炙り出し(会話)はまったく事情を知らない人から
みれば「ああ、大変なんですね」でおわる話です。

ですが、当事者であるC男さんにとっては胃が痛くなる会話。

C男さんにできるのは、平静を装う程度です。

いっぽう、A男ですが。
A男の言っている内容はほとんどが嘘です。

警察に相談に行ったのはたしかですが、ほぼ門前払い。
当然、手紙(封筒)に髪の毛が入っていたというのも嘘です。

仮に本当に封筒に髪の毛が入っていたとしても
個人ではどうしようもありません。

個人でもDNA検査を依頼するのは可能ですが、
比較する人物の髪の毛が必要です。

それに、封筒に入っていた髪の毛が密告犯のものだとは限りません。

誰かに罪をなすりつけるため、第三者の髪の毛を
わざと入れた可能性もあるのですから。
※男性の密告者が、髪の長い女性の髪の毛を入れて
宛先人を惑わす手法も実際に存在します。

A男も誰が密告犯かわかっていないのです。
密告犯候補が多すぎて絞り込めていないのが現状。

だからこそ、あてずっぽうで誰彼に対しても
炙り出しを仕掛けてしまっているのですね。

別グループにも炙り出しをしている

前述のケースの場合、A男は職場に犯人がいると確信しているわけではありません。
よって、別の所属集団においてもあぶり出しをしているでしょう。

職場だけではなく、いきつけのダーツバー、趣味のテニスのサークル仲間や
私的な友人たちのグループにも同様の行為をしている可能性が高いです。

密告される側は、ある程度の推測ができていたとしても、
複数の所属集団に対してあぶり出しをおこなう傾向があります。

理由は疑心暗鬼に陥りやすいため。
「もしかしたら〇〇さんが犯人かも?」という
疑いがあっちこっちに飛んで、自身で犯人のあたりを
そらしてしまうのですね。

論理的にはA集団かB集団に密告犯が潜んでいる可能性が高い。
そうおもっていても、感情的にA・B以外のC集団にも
炙り出しを仕掛けてしまいます。

参考図

密告犯を炙り出そうとしているA男さんの図

炙り出しをするデメリット

なお、あぶり出しはデメリットがあります。

それは周囲からの印象が悪くなる点です。

いっときは同情されても、あとあと印象が落ち込んでいきます。

本来ならば味方となる人物を遠ざけてしまうかもしれません。
そのため、あぶり出しが使えるのひとつの所属集団において
1 回(1日)きりと考えてください。

もうひとつのデメリットは、忠告者に付け込まれるためです。

なぜなら、あぶり出しを実行している時点で、

「わたしは忠告者の手がかりを持っていません」
「誰が忠告者であるのか知っていません」

と、公言しているようなものだからです。

あぶり出しをつかってしまう人の特徴は「手がかりがない」方たちですから。

自身ではクレバーな方法をとっていると思っていても、
逆効果にしかなりません。

自身が不利な状況だと自身で吹聴している状態です。

忠告者はその様子を見て「効いてる効いてる」と、
ほくそ笑みを浮かべているかもしれないのに。

忠告者側として、基本的に我慢ならない状況というのは
忠告した相手が「なんの反応も示さない」ことです。

あぶり出しは、忠告を受けての行動です。

すでに反応をしてしまっているので、
忠告者に対して心理的に利をあたえているとも言えるのです。

炙り出しのメリット

ただし、炙り出しになんのメリットもないわけではありません。
なんらかの手がかりとなる情報を引き出せるかもしれないためです。

密告犯を探し出したい、けれどなんの手がかりもない。
そして、自分だけでどうにかしなければならない。

このような状況のときであれば、使うのもひとつの方法です。

ですが、炙り出しをしたあとに密告犯疑いがある人物の
不審な行動を見極められないと意味がありません。

普段の生活態度・生活サイクルを把握している人物以外には
炙り出しの効果は期待できないでしょう。

実は、あぶり出しをされた側も不安でしょうがない

先述した、C男は炙り出しをされて焦っていました。

密告はする側にも精神的負担が圧し掛かりますから、
なかなか冷静にいられません。

精神が強靭な人であれば、炙り出しという反応を得らた事実を
よろこぶかもしれません。

ですが、大半の人は炙り出しをされたら焦ります。
冷静でいられません。

私は実際にあぶり出しをされた方たちの相談に乗ってきました。

体験談を聞いてきました。と、いいますか密告を代行したのが
私であったりしたためです。いくらでも事例を知っています。

だからこそ言えるのですが、おおくの場合において、
あぶり出しをされた側はまず、不安になります。おびえます。

よほど剛毅な性格でないかぎり不安になるのが普通です。

「どうしよう、もしかして私が犯人だって知ってるんじゃないのかな」
「俺が犯人だってわかってて言ってるのか」

このように受け取ってしまうわけです。

とくに、単独で忠告をした者であれば
あぶり出しをされたとき、心理的な圧迫感は強くなります。

客観的に現状を示してくれる第三者が存在しないのが原因です。

「いやいや、常識的にこの程度で相手にバレるわけないよ」
なんて、冷静に状況を伝えてくれる人物がいるだけで
下手にボロをだすリスクはかなり低くできます。

いなければ、あぶり出しに動揺してしまいます。

動揺すれば日常生活にも変化が生じ、その不審な様子から
密告した相手に勘ぐられてしまいます。

わずかなほころびから特定されるおそれが生じるのですね。
密告者が特定できれば、「あぶり出し」の成功です。

実際には、そう上手くあぶり出しは成功しません。
ですが、密告者に精神的な負担を与えるという点では効果が
あると言えます。

炙り出しはするべきなのか?

あなたが何かしらの密告を受けた身であり、
なんら手がかりがないとします。

そのようなときに、あぶり出しをすればなんらかの
手がかりがつかめるかもしれません。

あぶり出しが成功できずとも、密告者に対して
精神的に消耗させられるでしょう。

「じゃぁ、やっぱりあぶり出しをするべき?」

いや、あぶり出しは控えたほうが無難です。

考え方にもよりますが、私個人としては
炙り出しは控えるべきという立場です。

余計な反応は示さず、密告に関してなんとも
おもっていない様を維持するのが最良だとおもいます。

相手の素性も性格も狙いもわからない状況において、
下手に刺激をあたえると何をされるかわからない
危険があるためですね。

密告をされた側、密告をした側、
どちらも、心の乱れなく、普段の日常生活を
送れるかどうかが勝負みたいなところがありますからね。

根負けしたほうが負けです。

炙り出しが成功する見込みが低いケース

あぶり出しは、あぶり出そうとする人物が以下の要素に
あてはまる場合には成功する確率が低いです。

・メンタル面で強い
・協力者がいる
※単独ではない

以上。

あぶり出しを実行する所属集団に、忠告者が属していたとしても
上記ふたつの要素、どちらかを持っていれば成功の見込みは薄くなります。

忠告した側・忠告をされた側、どちらも心理的な消耗戦に突入しています。
意図せずして、どちら側も相手を追い込んでしまっているという事態に
陥りかねないのが密告です。

ですが、相手の姿が見えない点からみれば
消耗がはげしいのが忠告された側ですね。

あぶり出しはメリットよりもデメリットが勝ると、
私は考えているので、炙り出し推奨派ではありません。

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この記事を書いた人

六条(ろくじょう)
六条(ろくじょう)
密告対策アドバイザー・密告被害相談員。元アリバイ代行屋・元密告業者。約5年間にわたり不倫や浮気のアリバイ工作や、密告電話のシナリオ作成・密告手紙の文章作成を担当。某全国雑誌に掲載された業者の創業メンバーの1人。現在は密告に困っている方たちの相談を受けています。お悩みがございましたらご相談ください。